授業の紹介「御影のエエとこプロジェクト」(CrossⅠ)
御影高校 文理探究科の授業を紹介するシリーズ。
今回は「CrossⅠ」という授業について紹介します。
文理探究科の特色ある授業の一つである「CrossⅠ」。この授業は毎週月曜日の7時間目に実施されます。
この「CrossⅠ」の授業を通じ、1学期の間、僕たちは「御影地域のエエとこプロジェクト」に取組んでいます。このプロジェクトは、地域(今回は御影高校周辺の『御影地域』が対象となっています)のいいところを、インタビューや調査などをして情報収集し、ミニコミ誌(手書きの新聞)か、2〜3分ほどの動画を作って発表をするというものです。この活動は、5人ずつで班を作り、それぞれ調査を行います。この活動のはじめに、イラストレーターとして活躍されており、ミニコミ誌や動画を作成して実際に発信しておられる、こもりあやみさんにお越しいただき、お話を伺いました。ミニコミ誌とはどういうものなのか…書く時の注意点は何か…など様々なお話をしていただきました。
僕が特に印象に残っているのは「まとめ方・見せ方」に関するお話でした。これまで、いろいろな機会を通じて僕がまとめたものは、何となく「わかりにくい」ものになっていたように思います。しかし、こもりあやみさんのお話を通じて、なぜ「わかりにくい」状態であったのかがわかりました。まず文字が小さくて詰め込みすぎていたことを反省しました。フォントのサイズを大きくして、文字量を減らすともっと改善されるように感じました。もう1つは「色」の使い方です。僕は大事だと思うところにマーカーなどで線を引いており、時には10種類の色を使い分けたりもしていました。しかし、「色の多用は逆にわかりにくくなる」とのお話をうかがい、まさに「目から鱗」でした。思い起こすと思い当たる節がたくさん…それ以降は、フォントは大きくして、色は赤、青、たまに黄色の3色のみをメインで使うようにしています。
作成する動画やミニコミ誌のテーマも、ミニコミ誌として紙面にまとめるか、動画を作成するかについても、それぞれ班ごとに決定します。テーマについては、スイーツに関してまとめる班が多いようです。(僕は甘党なので、他の班の仕上がりも楽しみです。)ちなみに、僕たちの班は、阪神御影駅すぐの商店街「旨水館」について特集を組もうと思っています。高架下の商店街の現状や魅力を伝えられるよう取材を行おうと考えています。
そして、僕たちは動画を作成することにしました。僕は動画編集ができるので、編集担当になりました。このように相手や自分の得意なことを考えて役割分担ができる仲間ってとてもいいなと思います。
今行っている「CrossⅠ」について少しわかっていただけましたでしょうか。発表日まではなかなかタイトスケジュールです。しかし、各班それぞれどんな発表をしてくれるのか楽しみです!優秀動画に選ばれるよう、持っているスキルをフル活用して、班に貢献したいと思っています。