ことばの力シンポジウム
<2年生による紹介>
7月12日の1〜3時間目に「ことばの力シンポジウム」がありました。「ことばの力シンポジウム」は2・3年生の総合人文コース、1年生の文理探究科の生徒が一堂に会するイベントで、毎年講師として本校卒業生の方をお招きしてお話を伺ったり、ディスカッションをしたりしています。
今年は本校卒業生で、東灘区長のご経験もある植松賢治さんをお招きし、在住外国人との間にある言葉の壁の問題や現状などについて教えていただき、言葉の大切さについて考えました。
その後には1年生と2年生の代表者による探究活動の発表がありました。1年生は「地域のエエとこプロジェクト」という探究活動を通じて、御影地域のいいところについて調べ、それを動画にして発表していました。私も1年生のときに同じテーマの探究活動をしたのですが、私がやった時よりもクオリティが高くてびっくりしました。また、自分たちが住んでいる地域にもまだまだ知らないことがたくさんあるんだなと感じました。
次に2年生は「地域探究プロジェクト」という探究活動で、半年間行った活動について発表しました。代表班の発表ということもあって、とても分かりやすく、同じ探究活動をしている私たちの学年や、来年同じ探究活動をするであろう1年生にとって、とても参考になるものでした。
2年生の発表が終わったあとはパネルディスカッションをしました。
ここでのパネルディスカッションは、 異なる意見を持つ人(パネリスト)が聴衆の前で意見を発表し、 お互いに意見交換した後、聴衆が意見交換に加わって話し合う活動をいいます。
パネリストは各学年代表者1名が担当し、パネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションのテーマは、「日本語以外の言語を話す人とコミュニケーションを取る上で困った経験、やっていてよかったこと、今後目指したいこと」の3つでした。パネリストの人たちの話は面白くて分かりやすく、その後のパネリスト以外の人の意見交換も新鮮な意見が沢山あって濃密な時間を過ごすことができました。
来年には私たちが3年生となって「ことばの力シンポジウム」を行うことになると思うので、1年生や2年生を引っ張っていけるよう頑張りたいと思います!
<1年生による紹介>
7月12日に文理探究科の1年生と総合人文コースの2、3年生が集まり、「ことばの力シンポジウム」が行われました。今回は元東灘区長の植松賢治さんのご講演を聞かせていただたきました。ご講演のテーマは、「日本語と外国語」で、外国人と私たち日本人との間の言葉でのコミュニケーションの問題や、コミュニケーションするにあたって大切なことを伺いました。ご講演の中では、日本に在住する外国人の方との生活習慣の違いで近隣の方とのトラブルが生じた時、その外国人の方が話す言葉が話せないと、理解してもえないことがあるとおっしゃっていました。私は、これを聞き、自分の思いを伝える際、最も正確に伝わるのが「言葉」である、にもかかわらず、その「言葉」の隔たりがあると、伝えることが難しくなるということに、改めて気づきました。
講演後、1年生は2つの班が「御影のエエとこプロジェクト」の発表、2年生は、「地域探究プロジェクト」の発表を行いました。1年生は、多くの人の前で文理探究科として発表するのは初めてでした。
2年生の発表を聞いて、スライドの見やすさや落ち着いた発表等、学ぶべきところが多くあり、今後生かしたいと思いました。
最後にパネルディスカッションがありました。これは3つの質問に対して各学年代表1名がパネリストとしてその質問に対して意見を述べ、その後、すべての生徒も参加して意見を述べ合うというものでした。
質問は「日本語以外の言語を話す方々とのコミュニケーション」について3つありました。自分には思いつかなかった意見が多く出て、たくさんの発見があり、楽しかったです。
文理探究科・総合人文コースに所属するすべての生徒が集まるイベントは、この「ことばの力シンポジウム」だけなので、この貴重な経験を大切にするとともに、このイベントを機に、2,3年生の先輩方とももっと絆を深めたいと思いました。