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神戸の未来は、どんな街?

 文理探究科1年生には「CreationⅠ」という独自科目があります。この授業の一環として、私たち文理探究科1年生は、夏休み中に6つ開講される「選択STAEM講座」のうち1つ以上を受講します。この講座では普段経験できないような体験や学びがありました!

 この記事では「都市計画」の内容について報告します。

 C講座は「都市計画」のテーマで2日間に渡って開講されました。1日目は神戸医療産業都市について、2日目は観光について、実際にそのお仕事をされている方々からお話を聞き、フィールドワークやワークショップを通して都市計画を学びました。1日目は「神戸医療産業都市」のことが中心となり、施設の見学やグループワークをしました。

【神戸が持つ先端医療技術】午前は神戸医療産業都市についてのレクチャーと国際くらしの医療館神戸の見学をし、神戸医療産業都市計画が実施されている区域や、歴史、この都市に拠点を構える企業がもつ技術を学びました。私が特に印象に残っているのは実物さながらの手術室を見学したことで、実際にシュミレーションをしたり、医療ドラマで使われるような本格的なものを見学させてもらい、とても貴重な経験になりました。

歯髄再生に関するレクチャーの様子
手術室モデルルームに入れて興奮!
内視鏡手術を体験しました!


【神戸医療産業都市について知り、話し合う】午後からは講義を聞いたり、グループワークをしました。一つ目の話では神戸医療産業都市の計画がどんな目的で始まったか、どんな課題があったか、そして成果や今の医療産業都市の構造などを教えてもらいました。次にグループワークでは神戸の魅力を伝えるにはどうすれば良いか、対象を誰にするのかや何を使って伝えるかなどを考えました。班によって対象や伝えるために使うものが違って様々な方法を考えてどれも魅力を十分伝えられるように感じました。


グループワークの様子

二つ目の話では、神戸医療産業都市ではどんなことをしているかを教えていただきました。医療に関わったことのない企業と医療関係者をつないだり、そこから新しいことを始める手助けをしたり、神戸医療産業都市のことを深く知ることが出来ました。二つ目のグループワークでは、神戸がより魅力的になる街を神戸医療産業都市の中に作ることについて考えました。班によって設備や施設に関連づけて考えました。様々な意見や考えが出て自身が考えなかった見方や考えを知ることができました。

発表の様子


【今、注目を浴びるウォーターフロントエリアから学ぶ】二日目では、都市計画を仕事としている方々から神戸の観光の現状を学ぶと共に、まさに今建設されているアリーナやウォーターフロントの街、そしてアートと水族館が融合したatoaでフィールドワークを行いました。

ウォーターフロントの視察


atoaにて

また、班ごとのワークショップでは、「行政がウォーターフロントエリアを盛り上げるにはどうしたら良いか」、「民間企業がウォーターフロントエリアを盛り上げるにはどうしたら良いか」を行政と民間企業の差に着目しながら議論し、発表を行いました。異国文化を活用する、カフェを増やす、交通機関の未発達を改善すべく海中電車を開通させるなど、聞くだけでワクワクするような意見が多くあがり、とても盛り上がりました。

グループワークの様子


【私が感じた神戸のこと】私は長年住んでいた神戸が今どんな現状で、どんな取り組みを行っているのか、この二日間でまだまだ知らないことばかりだと実感しました。観光を活性化させるにあたって行政ならどうしたら良いのか、民間ならどうしたら良いのか、今まで考えたことも無かったような新たな視点を学ぶことが出来て有意義な時間となりました。また、医療においても神戸は発展していると知りました。しかし、そういったことを実感する機会は少なく、神戸以外に住んでいる人たちに対してだけでなく、実際に住んでいる私たちにも医療について学び、知ることが出来る施設が必要だと感じました。それらを踏まえて、医療や観光といった様々な面から神戸という街に注目するべきだと考えます。

この記事を書いた人
ひがしもと / 文理探究科 1年生

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