AIマスターになる方法を教えます 〜生成AIの多種多様な活用法〜
皆さんは、生成AIを使用したことがありますか?ChatGPTやCopilot、Google Gemini・・・ここ数年で様々なAIサービスがリリースされ、かなり発展したような気がします。生成AIというのは、例えば何か質問を投げかけると、人間が答えたかのような返答をしてくれる、まるで魔法のように便利なツールです。他にも画像や音楽を生成してくれるAIもあります。私たちは10月18日の午後、生成AIをテーマとしたワークショップを行いました。
〜生成AIの現状を知る〜
前半のプログラムでは、次の3つの講座から、好きなものを受講することができました。
①生成AIを知って活用しよう!
②画像生成サイト「Canva」を使って画像を作ってみよう!
③生成AIと芸術分野の関わりについて考えてみよう!
私は、③の講座に参加しました。
まず、2つの短歌がスライドに表示され、どちらが生成AIによるものかクイズを行いました。なんとか勘で正解できましたが、非常に見分けるのが難しいと感じました。その後、自分たちも同様に、人が作った短歌とAIが作った短歌を見分けるクイズを作りました。私は、Copilotを使って選んだ歌と似たような歌を20首作らせたのですが、私が指定した条件を満たしているものばかりでした。ただ、約半数の歌は、条件をなんとか満たそうとして、極端な字余りが発生していました。この講座を受講して考えたことは、生成AIは数は作れるけど、まだ完成度は低いということや、生成AIばかりを使っていたら、人間の思考力は目に見えて低下するだろうということです。そこで私はこう考えました。AIと人間の作品を組み合わせることで、それまで気づかなかった新しい視点が見つかったり、新たなアート表現が可能になる!可能性があったりするのではないかと。(もう2、3段階生成AIが発展してから、芸術分野に参入されるといよいよ見分けがつかなくなるのかな…とも思います。)
〜生成AIについて意見交換をして知見を深める〜
後半のプログラムは、異なる講座を受講した2人組や3人組を作り、自分が受講した講座について話し合いました。①の講座、「生成AIを知って活用しよう!」を受講した人は、「生成AIを使って身近な問題について考えた結果、わかったことは、生成AIは必ずしも正しい情報を出すとは限らないので、あくまでサブの意見として扱うべきだ」と述べていました。②の講座、「画像生成サイト『Canva』を使って画像を作ってみよう!」を受講した人は、自分が指定している条件にあう画像がなかなか生成されずに、作成するのに苦労した、また、1回条件を提示すると、いくつかのパターンを示してくれた、作品自体はかなりの完成度だ、と述べていました。そして私は、③の講座、「生成AIと芸術分野の関わりについて考えてみよう!」で先ほど作成した例のクイズを出題しました。なんと2人とも、ものの見事に引っ掛かってくれました(笑)ほんとに初見ではわからないらしいです。そして、前半の講座の最後に考えた意見(生成AIは芸術分野に参入するべきか)を、2人に伝えました。
私は、この2時間のワークショップで、どれだけ生成AIが発展しようと、私たちは問題について考えることを止めず、何か発表、プレゼンするときには、AIの意見は、サブ意見として用い、また時には、人間の意見と融合させたりして扱うべきだということを学びました。今後、授業や行事などでも使う機会が出てくるかもしれない生成AI、その上手な付き合い方がわかりました。