高校生がネパール産のコーヒー豆やスパイスの新商品を提案!?果たして結果は?
THE AU
みなさんは高校生に新商品の提案はできると思いますか?私たちは今回、探究の授業でなんと「THE AU」というオンラインショップの新商品をたった1ヶ月ほどで企画し、提案しました。
「THE AU」では、ネパール産のコーヒー豆やスパイスを30代あたりをターゲットに販売しています。そこで、私たちは、「THE AU」で販売しているコーヒー豆やスパイスを活用し、高校生をターゲットにした新商品の提案をしてほしいと頼まれました。期間は11月中旬から12月中旬までのたった1ヶ月ほどで、8つの班に分かれて企画をしましたが、期末考査も間に挟まっていたので忙しくなりました。
私たち文理探究科の生徒は、今回、探究の授業の一環で「ソーシャルビジネスプロジェクト」という活動に取り組みました。このソーシャルビジネスプロジェクトは、これから本格化していく探究活動の「練習」という側面もありつつ、高校生のうちに社会に触れる体験をしておき、将来私たちが立つ場所がどのようなものなのかを知っておくことや、私たちが目指す未来の姿はどのようなものなのかを考える機会をつくることも目的です。
8つの班で提案されたものとは?
8つの班それぞれから提案されたものについて紹介します。コーヒー豆を使ったものではチョコとコーヒーを混ぜ合わせたスイーツやキャンドル、歯磨き粉などがありました。スパイスを使ったものではアイマスクやフレグランスなどがありました。私の班ではひとくちコーヒードーナツを提案しました。
どの班でもまだ作られていないような商品を作ろうと、試作品を作ったり実験を行ったりして、そこに訂正を重ねていくような作り方をしていたので、まだ存在してないないような商品のアイデアが多く、斬新なものだったり「癖」が強かったりと面白い商品ばかりでした。また、価格設定や宣伝の仕方などについても、高校生が購入しやすいように工夫している班がほとんどで、さらには包装のデザインや発送まで細かく考えられていました。他にも、発表の際にその場で商品の試食•体験を行っている班もあり、発表をご覧になっていた「THE AU」ブランドをご担当されている方々や2年生の先輩方にも、商品の斬新さを感じつつ、楽しんでもらえたと思います。
商品の提案、その裏では…
今回、商品を提案することになったとき、先ほど説明した通り、全ての班がまだ作られていないような商品を作ろうとしていました。しかし、それは想像していたよりも簡単なことではありませんでした。試作品を作ったり実験を行ったりして、何度も失敗しました。しかも期間はたったの1ヶ月。正直しんどくて、「これでも十分かな」と妥協しそうにもなりました。それでも班員で協力しながら、諦めずに何度もやり直し続けました。そのおかげでユーモアがありながらも本格的な商品を作ることができたと思います。「THE AU」の方々は、「非常にレベルが高い提案だった」と嬉しそうにおっしゃってくださり、私たちの提案に満足していただけたのではないかと思います。
ソーシャルビジネスプロジェクトでの気づき
私は、新商品を提案することになったとき、正直、最初は無理なんじゃないかと思っていました。しかし、仲間と支え合って苦しい行程も乗り越えることができました。私は、今回の探究を通して、最初は無理だと感じても諦めなければ実際できることもあるのだ!ということも学べました。この記事を読んでくださったみなさんにも、これから挑戦し続けるためのモチベーションを与えられたのなら嬉しいです。
*1月22日(水)16:30~オンラインで成果を発表します*
御影高校 文理探究科の学びに興味のある中学生や、保護者のみなさまにもご参加いただけます。ご都合がよろしければ、ぜひご覧ください。
ご参加のお申込みは、以下のリンク先にて受付中です。
多くのみなさんのお越しをお待ちしています。